ザ ファブルを読んでいる最中お見舞い申し上げます。

昨日まで9巻読んで、今日これから14巻までよめる、うれしい今日の未来。ファブルは、殺し屋が1年間休業するという話。殺し屋であることよりも、1年間休業するという設定がユニークさを導く。その制限性が、なぜ休業する必要があるのか、休業ずるまではどんな感じだったのか、休業した後はどういうことが待っているのか、休業できるのかなど休業することでうまれる疑念や関心、憶測ができる。そういう着眼点でラブズッキュンだ。そもそもどんな漫画にも同じく初期設定やキャラ設定があるので、特別ではないのはわかっているが、この漫画においてはこの休業は大きすぎるファクターで、その塩梅がやはりいい。ヤクザやマフィアのような闇社会や病んだ人間に関心がある。そういった世界を知らないふり、見ないふりしていること自体がおかしいぞと思っている。火の粉はいつかかるかわからないし、自分たちの何%かは闇をもっているはずだ。かれらの犯す犯罪はそのブレーキになっているかもしれないし、学ぶことが沢山あると思っている。ハッピーな結果から学ぶことはない。それまでの軋轢や失敗や不条理からの生還がハッピーというならその経過が知りたい。ファブルは、ここまでで71人殺しているのだが、殺される側の表情がまさかといった様子であると言っていた。依頼されるぐらいの悪党たちであるのに。災害も同じだがまさか自分や自分の愛する家族に・・なんて思っていたコメントをしばしば聞く。そうなっていない自分も実際は同じかもしれない。でも備えたい。自分がその時壊れすぎるのは怖い。そういう観点が一致し、緊張と緩和があって笑えるし、ストーリーがとにかく面白い。今日のこれからが楽しみだ。ドキドキわくわく。