YUKO no FORKSONG ga UTAITAI !!!!!!!

【ゆうこの、フォークソングが歌いたい】

 

始めたいと思ったときから、すべては始まる。

初めてもベテランも何もない。

この世界にははじめる人とはじめない人の2種類しかいない。

はじめる人のドキュメントをお届けします。

 

なぜ、歌うのか?

 仕事のながれでボイストレーニングに通うように。トレーニング日の合間に、もっと練習が必要だと思い、勇気を出して、一人カラオケに行きだしたのがきっかけ。一人カラオケへ行った後に、ボイストレーニングに行った日には、「声が出ている!」と先生に褒められて。一人カラオケの選曲や、キーを下げて歌っていること等を伝えたら、、「あなたはそんなにキー低くくないわよ」と先生に教えてもらう。次の一人カラオケの時に、キーを下げずに歌ってみたら、超歌いやすく!その事実を新発見(笑い)。そこからはキー低めの暗い歌選曲だけでなく、今はツラいけど前向きに向かっていく曲へ選択が変わって。例えば中島みゆきの『時代』とか。。を選ぶように。そして、そういう曲をループして歌っていると、どんどん洗脳されて(笑い)。歌うことが楽しくなり、開けた気分に!

 

なぜ、フォークソングなのか?

 フォークソングは映画っぽいなって。歌詞にストーリーがあって、背景や情景が目に浮かぶから、元々好きだった。歌詞から連想して映画のようにストーリーを作っている自分もいて。例えば、荒井由実の「卒業写真」とか。それに、自分は声が低いと思っていて、自分の声にあわせるなら、昭和の暗めの曲があわせやすいかと。始めは、さだまさし、長渕剛(昔の)、、などを歌って。フォークソングの歌詞が心に投下され、泣きながら歌う時も(笑い)。今や、フォークソングをキモチを込めてストレートに歌い、自分がフォークソングに染まっている(笑い)。なぜ涙がでるのかと考えると日常やチャレンジしていることの想いが溜まっていて、歌うことと歌詞やメロディと重なっているんだと思う。フォークソングの歌詞は、歌うと歌っている自分を励ますような感じもあって。

 

なにを歌いたいのか?

次にどんな曲を歌おうかと、youtubeで調べてから一人カラオケへ行くようになって、、その中で小椋佳の『愛燦々と』が一番気に入って。でも、美空ひばりバージョンのオケはゴージャースなので、ギターでポロロンと弾いて歌うと良い気がして。ギター弾ければカラオケに行かなくてもどこでも歌えるし(笑い)。いつか故郷に還るときがあった時は、日々の暮らしの中でギター片手に歌おうかという考えもあって。。

でも『愛燦々と』は、メロディは単純でも、歌詞は経験がないと歌えないないような内容。人生悟りきった人が歌う歌詞で、自分には大人びていて、、。歌詞が身に染みてくるんだよね。すごい優しい声なんだよね、小椋さんの声は。

そして悩みながら、選曲した、全く毛色の違う別の曲は、、、「恋するフォーチュンクッキー」(笑い)。こちらはPVもいいんだよね。フォーチュン感、「ミライはそんな悪くないよ」という歌詞など気分があがる!し、みんなで歌えるかなと。今のところの選曲ですが。

 

 

guitar nikki

3月26日

シューゴ君からギターを譲ってもらった。シューゴ君も元々、人から譲り受け、人の縁で巡り会った子なので、より大切にしようと思う。
長いお付き合いになればいいな。良き相棒になれるかな。。これからよろしくお願いします。

思ったより大きくて、どういう風に身体に沿わせるのか戸惑う。弦に触れる。固いけど、そして痛いけど、、これ大丈夫だろうか。

ギター教室に通うか迷うけど、一先ず、いきなりやりたい歌を歌ってみよう。その方が絶対楽しい。何度も口にする言葉だから、絶対に前向きなものがいいと、AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』を提案。あ、フォークソングじゃない…フォークソング風に歌えばいいか。

MADAME DISHがコードを調べてくれてやの君が先導してくれる。奇跡的に簡単なコードの羅列だった。

最初のコードはC。手がうまく弦に乗らず、無理やり右手を動かす。みんなこんな風にやるの?!手が痛いし、力出ないし、ちゃんと音も出ない。弱気になるのもメゲズになんとか音が出せた。周りにいた、3人が音が出たことに喜んでくれる。ありがたい。次はAm。これは簡単。繰り返す。しつこく繰り返す。ワンフレーズ歌えた。嬉しい。そして疑問のF。コードの抑え方が複数あり、自分のやりやすいように選択できることを初めて知る。なんだか仕事や物事をやることの縮図がここにもあるんだなーと感心する。GはFの形のまま、2つずらしたら出来ると言われる。手が痺れる。MADAME DISHもギターはほぼ初めてらしく、一緒にやってみた。できないことが少し出来る、それを共有することで嬉しさが2倍になるなぁと思う。今日はここまで。みんなのおかげで良いスタートが切れた。感謝。

写真の私は、なんだかオトコみたいだ。こんなバンドマンいるよなぁー。ずっとギターを弾いて彼女のことをほったらかしにするオトコ。そうならないように気をつけます。

 



3月27日
朝から左手の指先が痺れている。
指紋がなくなりそう。ツルツルしてる。
今日、ギターに触れないと、今後も放置しそうなので仕事終わり、一人カラオケで声出しした後  帰宅し ギター。
壁の薄いアパート。右隣はおばあちゃんの大家さん。左隣は ギター弾きの先輩。たまにエレキギターの音が聴こえてきて、迷惑してた。苦情がくるかな。猫も2匹住まわせてもらってるし 我がまま放題なのだが 許してもらえるだろうか。 ギターケースは早速ブギ(長男猫)が爪研ぎに狙ってる。おばんば(次女猫)は怖がってる。

昨日の今日なのでさすがに手がなんとなく覚えてる。やの君が貸してくれたコードの本でおさらいし 弾いてみる。 ピックを使わずそっと触れると音も優しく、これならなんとかなりそう。
もう右手を添えて無理やり手の形をつくらずできるようになった。指が少しだけ慣れたのがわかる。
途切れつつ、ゆっくり 一通り、1番を最後までやる。とりあえず、最後まで手の形はできた。音も途切れつつ、最後まで出せた。満足。気付いたら2時間半たってた。晩御飯食べるタイミングを逃す。なにもかも面倒になり、ふて寝。

朝、テレビである人が言ってた、自己陶酔して、音楽や芝居をやることに引いてしまうという言葉が ずっと頭に残っている。
私がこれからやろうとしてることは 自己陶酔以外の何物でもないな、なんだかこっぱずかしい企画を提案してしまったなぁ、そもそも恥ずかしい存在だし、もう開き直れよいい加減、とまたいつものループ。

 

 

 

3月28日
今日も仕事後、一人カラオケで一時間 声出し後、帰宅し、ギター。夜遅くなる前に練習しないと、大家さんから怒られそう。
携帯でコードを見ながらやるも、文字が小さすぎて不便なので 紙に書き直す。
途切れつつ、簡単な繰り返しなので なんとか最後までできるようになった。歌も乗せてみる。
良い良い。良いかんじ。
しつこく繰り返す。
ブギがあからさまにかまって欲しそうに棚の上に登り、物を落とす。
イラっとするけど、集中できてるんだなと思う。
指先の痺れはあまり気にならなくなってきた。

EmからAmの簡単な操作の時が ちょうどこの歌の良いフレーズ部分で、やる気が出る。

 

 

3月29日
休み。お昼からギターを弾いては休み、食べてまた弾いて 、寝て 、また弾いて。テレビ見て弾いて。
ゆっくり最後まで通せるようになったけど、コードからコードへの移動に手間取る。コードや歌詞は自然に入った。
慎重に物事を進めたい反面、いちいち優柔不断な自分にげんなり消耗する。しかしギターは、そんな、もやもやしている自分の休憩時間のような部分がある。とりあえず目の前のコードやら歌詞やらメロディやら痛い指先に集中できるからだと思う。慎重に返したい返事や言葉、なんとなく気合のいるお誘い、頭の片隅に置いてお茶を濁せる。頑張れば目に見えて先に進めていることを実感できること、という一面も。

今日は初めて、Y君にギターを聴いてもらった。
恥ずかしくてもじもじした。
ギター始めて 3日で この出来はなかなかじゃないのと褒めてもらう。
部屋着の小汚さ、小汚いものが落ち着くのです。
ボサノバでも聴こえてきそうな貫禄だけどAKB。ぽろろんろーん ろーん  必死で弦押さえ、っぽろーんというレベル。

 

 

3月30日
仕事でお世話になって以来親しくさせて頂いている方のライブへ行く。
サックス、ピアノ、ドラム、ウッドベース、ギター。
音も声も空間も晴れやかだった。
ほんの少しだけギターをかじった私には、今まで以上に彼らに後光がさして見える。
一人一人の歴史や努力がどれだけ積み重なってあんなふうに楽しそうに、セッションできるようになるんだろう。
いいなぁ!いいなぁ!
今の私にはシルクロードなみの道のりに思える。

松田聖子のsweet memories  カバー
ピアノの弾き語り。
なんせセンスが良いのだ。
いやらしさのない、ぐっとくるパフォーマンスだった。
次にやりたい曲の候補だったので見せ方次第で印象が変わるなぁと ただただ感心する。
物事を、つまらないという目線で見ると何もかもつまらなく見える。
もっといろんな方面から見ようと思う。
決めつけやなんとなくじゃなく
面白いことをいつも探そう。
面白いてなんだろう?
なんでこんなに、単純な言葉の積み重ねが面白いんだろう?  メロディが心地良いのだろう
センス?知性? 才能? 努力?
ライブで購入した、弾き語りのCDを聴きながら、風呂上りぼんやり考える。

 

4月2日
今後のシルクロードな道のりを思うと今までのように無邪気に向かえない。
ちょっと俯瞰から見ただけなのに。
ギターを弾くことに戸惑いを感じる。
弦すらまともに押せないのに 。
コードだって片手で足りるほどしか、知らないのに。
「だせえ だせえ」と甘えが出る。
当たり前だが誰も代わりにやってくれない。
はー。
ひとまず、今のまま、なんとなくコードだけ追ってるだけだと飽きてくる。技術も同時に身につけねば。
YouTubeで初心者用のレッスンを観る。
地味な作業は好きなので、そんなに苦痛じゃない。1つ1つ積み重ねれば意外と遠くへ行けることも知ってる。
そして、そこに面白みがあるはずなことも。

さあ、 今からがほんとに出発だー。

 

 

 4月3日

夕食後
なんとなく 触ってはいる。
簡単なストロークを覚えるが 部屋の壁が薄いのでピックが使えない。
遠慮しながら弾いているせいか なかなかうまくできないし、できてる実感も薄い。
Em  Am
簡単なはずなのに滑らかにならない
AKBの方も並行してやる。
関係ないが  髪を切った。
どちらかというと 新しい髪のことで頭がいっぱい。
食後寝落ち癖のある私には 食後の練習は眠気との戦いでもある。
写真は 昨日。染み入る音に酔いしれてるようにみえるけど実際は眠気と戦闘態勢の私。
ひどい顔。

4月4日
なんとなく 心ここにあらずな私に気を遣ってか
Y君が譜面台をプレゼントしてくれた。

髪を変えたことにより 役者業の方のプロフィール写真を撮りなおすことになった。
頭の中は その撮影のことでいっぱい。

譜面台を組み立ててもらってるのに どこか遠くへ行っている。Y君ごめんなさい。

新しい譜面台は 私にはまだ贅沢で ギターも 他人様のよう。あたりまえだ。

4月7日

プロフィール撮影もなんとか終わり
今日は30代最後の日。
といっても 何をするでもない。
なんとなく気が上ずって
SNSのアイコンを変えた程度。そして それに割と時間を割いてしまい 最後の日になにしてんだと薄々 思ったこと。
情けない。 平和な証拠か。
ギターは私の中で 少しずつ重荷を増しつつある。
主演した映画が とある海外の映画祭に落選したと聞く。 たいして落ち込まなくなったのは
多分 ギターや 忙しい日々のおかげです。
写真は Gを 別の押さえ方で 練習している私。小指が痛くて悶絶中なり。

4月8日
平和な40代のスタート。
Y君から 友人から、家族からお祝いの言葉を頂く。
十分です。
私は ちゃんとお返しできているだろうか。
いつも やってもらうことばかり 探してないか。
ふと、ギターは四十の手習いじゃないかと思いつき にやにやする。
このまま 曖昧に かっこうつけただけで終わらすまい
40歳の おばさんは 心に誓う。
頭では受け入れてるのに 気持ちはまだ受け入れられない40代
決して 若くなりたいわけではないのに
ボイストレーニングで入ったカラオケでの年齢記入を 無視した私。
今日はギター練習お休み頂きます。

4月9日
15年来の友人のライブへ。
たった1人 不貞腐れながら 酔っ払って小さなライブハウスで 荒れてた彼も 今や立派なハコで バンドを率いて 沢山の人の心を掴む アーティストになっている。
焦るがあまり 人の成功を喜べない 情けない自分も いる。
でも今日は  私史上、今までの彼のライブの中で ベストワンを更新する出来だった。
偉そうかしら
友人の成功を心から嬉しいと思えることが
とても嬉しかった。
今、ここにいること、明るく40歳を迎えられて、大切なものがあること。
落ち込むこと。迷うことも。
奇跡だーーー 。
興奮して  友人ファミリーと入ったファミレスでコーヒーを3杯もおかわりし 夜寝れず。

4月10日
Y君が CaroleKing  の Tapestry  を貸してくれる。
so far away などは以前から知っていたが 改めてこのアルバムは名盤だなぁと 気持ちが上がる。
その中でも You've got a friend に ぎゅっと心掴まれる。
恋愛で色々あって 去年からずっと鬱ぎこんでいる親友を思い出す。
彼女のために歌いたい曲だなぁと思う。
歌いたい。Aちゃん元気でるかなぁ。
曲難しいかなぁ。
でも、私はこの曲のように 立派に彼女を支えられてないと思う。
彼女のために歌う私に酔うためなら
こんな まぬけなことはない。
まぬけな自分のために歌うなら
良しとされるだろうか。
いや、私は良しと思うかな?
立派な曲に 負けそうだけどやってみたいなぁ。
繰り返し聴く。
とりあえず次の候補曲。


夜、生牡蠣に負けて ダウン。



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