PHOTO SPOT

MURANAKA SHU-GO!よのじが、毎週、交互にフォト&コメントを公開します。フォト&コメントのアツきアオきセッション。どんな連動性を感じるかは見る人の十色。みてかんじよう!

その名も『はたち大の化石


MURANAKA SHU-GO!

写真とは?

A. 写真は、その時だけの匂いや光、色彩、温度を切り取ることができる超万能ハサミのような物だと思います。言葉に表すのは難しいですね笑

 

撮るときに大事にしていることは?

A. 被写体から主役オーラが出ていることを基準にしています。撮る時は、景色の中のここを切り取ったら面白そうとかを常に考えながら、その被写体がかっこよく映るために、必要な周りの余白の広さも意識しています。


3月2日

 

『正直もの』

太陽は昇る

植物は水と光を欲しがる

気付いた、とても素直

 


3月16日

 

『水色おさらとショートケーキ』

ショートケーキに見えた日はご機嫌な日に違いない!ご機嫌な日に、いい色が似合う。


3月30日

 

『経年』

丸くなったり、思うように体が動かなくなったり、貫禄が出たり。。。時間がもたらすそれぞれ。

生きて、進んで、生まれる錆まで立派に愛しましょう。

 


4月13日

 

『使命』
ハート型の破片。
漂流物に思いを馳せた。
どこかの工場で、誰かのために生まれる。
自分の役割を果たした後、身ひとつでいざ旅へ。
波に揉まれ悲しみを知り、変形する。
そしていつかは誰かの元に。


4月27日

 

『顔』
嬉しさや悲しみ、内の感情を映し出す。
美しさや味わい、外の感覚を受け取る。
受発信ともに良好でありたい。
最後の時、温かい顔で大切な人々に覗いてもらえるように


5月11日

 

『テレビ』
スポーツ速報より、
ドラマの結末より、
きみのこと知りたい。
同じ月見ているわけはないけれど、同じ電波を受信してるかもしれない可能性が愛おしい。
ブラウン管から液晶に移り変わる時代を共有できていた事実こそ嬉しい。


5月25日

 

『どんな匂いの雨が好き?』
ただじっと、時間を四季を世界を味わう
すると普段隠れているものが姿を表す
いじけた街路樹が寄り添う静かな国道
蝉の鼓動に聞き耳をたてる嫌らしい猫たち
私たちには味が濃すぎる
だから程よく雨が薄めてくれる


6月8日

 

『味わうこと』
美味しかった
苦かった
甘酸っぱかった
悲しかった
嬉しかった
思い出のハイライト
どんな味?


6月22日

 

『軽はずみに酔っ払った』
提灯、ウサギのように踊っている
化けた狐の楽器隊につままれぬよう、今週のマイナスニュースは忘れた
グーグルマップの位置情報はデタラメ
電波時計も信用できない
だから愉しむ今宵だけの祭り
けれど明日の風は短めスカートを襲う予感
ああ泥酔


7月6日

 

『いままでの一部』
会話詰まる喉庇ってくれた缶ジュース、今ではどこに行っても見当たらない

その日のほろ苦い味も、
今ではぼくと観覧車だけが覚えている秘密
この季節のちょうどいい青に夕焼けが溶け始める度、あと何回思い出せるだろう


7月20日

 

『誰かの帰路の跡』
初めて来たのに懐かしく感じる通りには、一体どんな仕掛けがあるの。

ネタあかしすると見えなくなることがあり、それが大事だから、暖かく靄がかったままで留守番しておいて。
あとで迎えにくる時には、またあとでのあとの、この先のこと考えよう。


8月3日

 

『あの川』

あの川知ってる?

あの川知らない。

おうむ返しするくせも、どうやら過ぎた思い出の中にしかなく。

引っ張りだしてみても、どこか白々しく芝居がかってしまって。

今の気持ち今のところ404どこかさまよってる。

いい匂いするふわふわ系の上の空。

往復切符どっちに行けば今にあえるの。


8月17日

 

『空』
歩き疲れるみたいに飛ぶのも疲れるのかな。

それぞれ積もる事情があってお互い大変。どうやら一緒だね。

YONOZI

写真とは?

A.  発見

 

撮るときに大事していることは?

A.  自分の目にするものを、1つの方向からではなく,様々な方法から見て切り取る。

 


3月9日

 

『朽ちる』

時が過ぎたことを理解する。

いつか終わりがくる。終わることは良いこと?悪いこと?終わってみないとわからない。


3月23日

 

『上を向いて。。』

ゆっくりだっていい、足下ばかり見ないで、顔を上げて進もう。

 


4月6日

 

 

『彩り』

なにもなくていい。

隣にいるだけでいい。

それだけで心に色がつく。

 


4月20日

 

『せかいせいふく』
可能性は無限大。なんだってできる。


5月4日

 

『今を駆ける』
コメント:全力で駆け抜けていたあの頃、どんな未来を描いていたかは忘れた。でも、あの頃の自分が今の自分をつくっている。過去の自分ありがとう。未来の自分が悔やまないように全力で生きよう。


5月18日

 

『美玉』
個の美しさ。複数の美しさ。自分の感じる美しさとは。


6月1日

 

『縛』

生きることは不自由だ。

常に何かに縛られる。


6月15日

 

『重』
あたりまえにあるものさえ、時として特別になる。
 逆を言えば、特別なものでさえあたりまえになってしまう。
 あたりまえに重さを感じて生きたい。


6月29日

 

『行く先』
いま自分はどこにいる?これからどこにいくのだろう。先が明るいと信じて。


7月13日

 

『あのコとみたモノ』
ハッキリとは思い出せない。
ナゼか忘れられない。
あのコはイマ何しているのだろう。


7月27日

 

『あの頃は』
いつからだろう。
周りを見るようになったのは。
いつからだろう。
周りと比較するようになったのは。
いつからだろう。
過去に戻りたいと思うようになったのは。
これが大人になるということなのか。


8月10日

 

『光』

散る、そして流れ無くなる


8月24日

 

『とある休日』

ある家の前。

吸い散らかった吸殻を見つけた。

この家の人も何かと戦っている。

そう感じた。

とある休日。



interview

8月19日

Q、一番気に入っている写真は?

よのじ(以下よ):一番は決めづらい・・撮った写真と、今の写真は違うなと感じていて。4月20日の写真は、大学時代に撮った写真で、未来に対して希望とか、明るい自分、将来のことをいろんなことを考えていた。ここ一年の写真は今のリアルを写真で表現している。撮ったときに嬉しかったのは、4月3日         の「彩り」。そのとき本当に好きな子がいて、この人と好きな海が見える景色を一緒にみて、色鮮やかにしたいと思ったことが表現できた。写真は         海外に行ったときに撮った。日付ともほぼリンクしているので、「今」のキモチを表現できている。

        

MURANAKA-SYU-GO(以下S):7月20日分。家の前の道で、夕方の6時くらいで、涼しくていい感じでした。最初のほうは今撮った写真を使っていて、最近はスト                ックからも使っている。

 

Q、文章と写真、どっちが先?

S:一回か二回は文章が先のもある。あとは全部写真から。7月20日分は、先に文章を書いて、帰りの電車で考え、降りていくつか撮って。文章なく写真だけじゃ物足りない感じも自分にはあって、文章=キモチのところもあり、その時のキモチは文章の方がでていると思う。

:「PHOT SHOT]」は二人の関係があるので、写真か文章でいくつかのワードを浮かび上がらせて、そのキーワードをもって休みの日、写真を撮りにいく。例えば、「川」、「知っている」なら逆に「知らない」というコトバを追って自分の撮りたいモノと繋ぎ合わせている。

 

Q、写真はどれくらいのペースで撮っていますか?

:仕事をしながらの両立はマインド的に結構難しい。休みの日は必ずカメラをぶら下げてお出かけするようになった。何か撮ろうという状態にしている。自分に課している面はある。

S:このプロジェクトを行う前と今では変わりはない。普段撮っているのと変わらないけど、撮らないと!思いながら、何か探しながら暮らしている部分が増えている。

 

Q、お互いをどのように意識して表現している?

S:写真をみてが多い。感覚的にやっている。リンクをどこのポイントにしているかは、限定していない。悩むときもある。そういうときは無理矢理繋げている感もあ る。最初はすごく意識して始まった。整えようとしていたが、今はわざとやトリッキーなど逸脱ができるようになった。

:相手のリアクションは気になる。コメントがどう返ってくるのか気にしている。SYU-GOさんの作品は出来上がっている感じがして、すごいなと思い、詩の能力とか・・ 似たような傾向の作品では駄目じゃないかと考えるようになって、悩みだしている。

 

Q、一人じゃないという意味は?

S:一人じゃ続かなかったも知れない、と思う。惰性じゃない環境となった。例えば、CDのアルバムとかでテーマがあるものとか好きだったりするんですけど、流れみたいなモノは、二人だから意識して作れた気がしている。

:この関係性がなかったら、もっと自己満足のセカイになっていたかもしれないと思う。迷いが生じるのは、相手がいて比較対象があったから。このプロジェクトが始まり、他の写真家の作品を見るようになって、自分の世界観みたいなものがまだまだパワー不足な気がして、そこから自分らしさってなんだろうとか考えるよう  になったといえる。この比較があってよかったなと思っている。

 

Q、お互いの作品の感想は?

S:7月27日のよのじ作品が好きです。デジタル写真?

:フィルムで撮った写真を取り込んで、デジタル加工している。

S:フィルムの写真とデジカメの写真の違いも感じる作品。被写体から感じる、懐かしさとかもあいまって。

S:どんなことに拘っている?

:ふたりのやりとりをどう表現するか。好き勝手じゃない、制限されている、この舞台でやっている意味。

S:どうしてこういう展開?と思うときと、納得するときとどっちが多い?

:最初は、繋がりが明確にあった気がして、今は「え?」と思う作品が返ってきて、自分がどうかせばいいか試されている気がしている。そしてどう返してくるんだろうと楽しみしている。

:風景が多くなっている作品、切り口が増えている気がする。SYU-GOさんには自己がちゃんとあると思える、自分はどのようにうつっていますか?

S:まっすぐに入ってくる写真と詩だとなと思って、さすがずっと写真をやっていただけあるなって思う。光の使い方とか・・表現内容は自分と真反対な感を受けてい る。自分では 出せない強さを感じがあり、自分はそういう捉え方、表現は出来ないと思っている。

 

Q、写真に対して新発見はありましたか?

:大学時代やっていたことを考えると成長していなさと、逆にしゅーごがグイグイ来ている感じもあり、全体的には焦りが一番。

S:最初の頃と比べると変化を感じている。整える→ださいとか、ヘンとか反応がどうかなと思う、崖っぷちを楽しんでいる自分がいる。

 

Q、今後の展望について

 S:もうちょっと経過をみてみたいと思っています。

 

というところでこの時間は終了。

この後、初展示があり、また思うことも本人達にはあるに違いありませんが、一旦立ち止まってみて、振り返ってみたときに

二人は何を感じているのかを中心にインタビューしました。

二人らしさが出ている、このプロジェクトがどう変遷していくか、現在まさに記録中です。

見ている人いましたら、感想を絶賛募集中です笑!