ザ ファブルを大変気にいっております。

このタイトルでピキンとくる人と、今すぐ話がしたい2018年のサマー。インスタグラムでポストしている人の感性がいいので、気になっていて出会えた。久々に読んだことのない漫画でも読みたいなと思い、思いついたサマータイムのとある日、地元の本屋へ3軒行くがどこも売っていなかった。人気があるのか、人気がないのかわからかった。でも、次の日、東京駅の大きな本屋でも売ってなかったので、もう見たくてしょうがなくなっていた。アマゾンで買わないの?と思う人もいると思うのですが、アマゾンでは本当にほしいものは買わないのです、私。買うまでも「買う」なので、ちゃんと買いたい、昔型のローテクバイヤーなので。その必要がない消耗品や思入れが大してないものは買います、家人に頼んで。

漫画の情報ってどう手に入れるのがいい筋なんだろうか。生活圏内では、音楽や映画だと新情報は入手しやすい。噂というかそういう世間話も人としやすいし、街やテレビやお店で聞こえてくるし、宣伝にも出会う。フェスのラインナップで勢いも伝わるし、お気に入りの人がおススメをよくしているように思う。そもそもこのアーティストや監督ならというのも多いけど。漫画もそんなに知らないわけではないけれど、今まで読んだことのない作家の、「今」の作品を知るすべがナチュラルにない。そういうサイトへ行く気がしない。溢れた情報に埋もれるのが何より危険だ。この程度の距離で手には入る最高なものを、釣りあげたい。釣れた時の喜びはかなり大きい。大きな財宝を発見した海賊のような気分。発見した時の喜びが最上級。今回は、これは財宝かもなと予感した本屋さん巡りで、海賊船は軽快だ。品川の本屋で見つけたときは静かに興奮していた。そして、買った三巻を帰りの東海道線でむさぼるように読んだ。最寄り駅に降りる直前で読み切れた。電車のドアがあいて、外に出ていた時、いい漫画だーと一言言ったような言わないような、そんな感じ。そして、急いで帰って、家人に伝えなきゃと家路をまっしぐら。品川駅から家までの70分、興奮している。最高のものを見つけ、手にした時の私の物語です。