本腰

長いフリータイムの終了ホイッスルが今日でなる。長い2018年前半戦だった。2017年の12月には、大凡今後の進路が決まっていた。年をあけ、「新しい時代の、夜明けぜよ」とイキ高々に号砲をあげたのだが、5ヶ月間は中々の長さだったと思う。振り返れば、いつかあの時のFT(フリータイムをそう呼んでみる)は貴重すぎたというかもしれない程の長さ、厚さだった。FT前後で自分自身と家族の感覚にはちょっとした枝分けれ的な道の違いが生まれそうだ。会社を辞めるためのプロセスも長くあった。仕事といえちょっとした別れの応酬でもあった。お金を稼ぐための手段もそれなりに健闘し、成果を得たと感じた。学校にも二つ通った。かなり偏った学び舎、絵画と統計学。家族と一緒に過ごした時間もかけがえのない血と肉となった。信頼関係も深まったような気がする。久々に実家にも帰ったし、スチャダラパーにも家族で会えたし、映画もたくさん見れたし、マッタンホーンもフレシノも福生もつばめグリルも吉鳥でのハッピーアワー飲みも好きになった。何より四国への長旅を実行できた。FTを超えて今、メガネをかけ始めている。身だしなみのものをいくつか捨て、新たなものを沢山購入した。やり残したことはほとんどないと思う。次に向けてしか、もうない感じまできた5ヶ月間だった。

そんな中、我が家は四国で偶然通りがかった高校の標語に気を留めた。「本腰」をいれるというコトバだった。我が家はこれまで以上に「本腰」入れて、これからへ向けてこぎ出す。そういうメモ的なブログの回である。ひかりは行きたかった保育園へ急遽合格になり、家族を飛び出し、社会と向き合い、成長がまた進むだろう。新たな喜びを沢山知るだろうし、悩ましいこともあるだろう。歩はこの世に慣れてきたと思うので、これからも伸びやかに陽を浴びて、風をうけて過ごしてほしい。家人は新たな生活リズムと闘う日々、自己表現の一歩一歩の拡大を彼女なり耕し進むに違いない。俺も変われないところは沢山あるとて、新たな場所と出会いで、自分の表現の仕方をまたギアを変えて、あげてトライすることを誓う。今頑張らないと次には進めない。そう思ってやるっきゃない。やればできるとまずは一夏を超えたい。大きな事故や病気などが降り注がないことを祈りつつ。