卒業証書をもらったよ

久々に熱が出て、少しの悪寒が走り、それがいつものごとく気持ち良く感じられた。そして終日寝た。休みに風邪引くなんて会社の申し子ちゃんだ。そのかわりに、長女ひかりと約束していた動物園に行ってあげれなかった。必ずリベンジするからと強く思う。俺はドタキャンされるのが昔から大嫌いだった。体調不良にちょうどなってしまう人も、何やってんだよと悪態吐きまくり。楽しみを奪われることが心底許されない行為なので、奪う側だった今回のことは倍返しする所存だ。今週は「稀」の括りいうことで、自由大学の【サイエンスR道場】の講座を受けた。一日講義で5万5千円。自由大学で最高額講座の一つだ。高いということは、受ける側の覚悟も安いものを買う人達とは違う。こちらは貧素な財布事情なのでなおさら。なぜこれにしたのか。キャッチコピーが良かったから。「勘・経験・度胸だけでお仕事していませんか?」というものだった。そしてアナログ、文系の自分と真逆の内容だったことが最大の理由だった。もちろんこれから利用できるかもと思ったのも理由であるが、講義を受けた直後の今、到来の目的通り、この行為自体がゴール達成だったと思っている。1日何かを受けたって、身につくものはとても限られている。きっかけが欲しかったのである。きっかけとは沢山の転がっているが、その中でいいタイミングのきっかけは極めて少ないと感じている。その為に値段が高いことも意味があったし、上記のような理由のある内容が必要だったという寸法だ。講座に行くまでとても重荷に感じられた時もあったし、とてもリラックスできていた時もあった。当日もそんな両面で過ごしたが、知らない学問の世界、参加者の若者達の意欲、学力レベルの高さ、これまでの自分の不甲斐なさ、やれば出来そうに感じられると同時に飽きそうな数値との向かい方、終了後には世の中はちょっとすごいんだなと思えるほど、世の中と距離を感じた帰り道、、、いろんな考えや感情になるきっかけがいっぱいあった。モチベーションが学びの最大の栄養。そんなに簡単に変われないよ、俺は。でも、もらった卒業証書が気持ちを落ち着かせてくれたのだった。