映画を見るのが特に好きになったのが、30歳の頃だった。当時、神楽坂に住んでいて、その当時の彼女が映画が好きで、その影響で映画を見始めた。それまでも名作やお気に入りの作品もいくつかあったが、映画を見るというよりも自分に栄養をつけるというような感覚で映画を捉えていたので、楽しんでみていた記憶は少ない。「ギルバードグレイプ」を高校時代に付き合った彼女とデートで見たが、よく分からなかったという記憶がある。今見れば難解さのかけらもないだろうが、映画なら、「BACK TO THE FURTURE」「アダムスファミリー」「ET」くらい分かりやすくないと特にヒューマンコーナーにありそうなジャンルは眠たかった。神楽坂ということで、ギンレイホールに出会い、徒歩で通えるので、「INTO THE WILD」を号泣してから、知識も前情報も内容を全く知らずに見に行っていたので、ギンレイホールのセレクトに従順に、どんな映画も見てみようとほぼ全作品を見る日々が数年始まった。違う映画館も家での鑑賞もその頃は励んでいたが、特にギンレイホールのセレクト、込み具合、雰囲気が好きで、感情が揺さぶられる、ハートウォッシングマシーンのような場所だった。ここ数ヶ月、始めた新しいお仕事のおかげで夜の時間が都会で出来、ギンレイホールなどの映画館に行く機会が少し増えた。
秋・冬に見た映画のランキングを残しておこう。
1、ベイビードライバー
2、エンドレスポエトリー
3、パターソン
4、三度目の殺人
5、ブレードランナー
6、南瓜とマヨネーズ
7、新感染
8、そろそろ音楽をやめようと思う
9、デビッドリンチ アートライフ
10、アウトレイジ
そしてこれから、スリー ビルボードを見ます。とても楽しみ。