ともだちがいて嬉しさ増す

みんなに見守られて、一番長い友だちの結婚式の二次会で歌を歌った。歌った曲は長渕剛の「乾杯」だ。みんな知っている曲だから、いい曲だから、これにした。この場所にいたヒトたちの半分は知らないヒトだったが、半分ぐらいは知人だった。その中には長く深い友だちが沢山いた。俺の歴史を彩るヒトがその場にいた。そして、昨日、みんなに会って等しく誰彼と話して、改めて思った。気が合うなと。だから心から楽しかった。久々の感触の夜で、幸せを感じた。そういう日がやってくると自分自身を肯定できた気持ちとなり、不安も悩みも縮小する。きっとこの結婚式後には、もう集まるなら葬式だと話がでてたし、本当にそう思う。もう俺たちは40歳だ。変わらなさもまだあるし、変化も見えてくる。この後から一気に変化が表面化するんじゃないかと思ったりする。見た目も生活も。どんどん優しなりたい。もう優しくしない理由がないから。いろんな時代の友だちたちが同じ場所で交わっている。そんな情景の交差点がみえるビルに俺はいて、そんな風景をヒト一倍噛み締めてみていた。ビルからでて、止めてある青い車にのって、みんなを順々に乗せて、時間を逆戻りする旅にでたい。映画「キッズリターン」みたいに、「もうおわっちまったのかな?」「まだはじまってねぇよ」とはもう言えない。

これからは想い出も友だちも大事にして、乾杯と献杯を重ねねてゆこう。そう思った日でした。