呑み屋の俺、オーレ!

川崎駅すぐそばにある、「丸大ホール」という呑み屋に友だちといった。昭和風情の呑み屋が特に好きな自分は、そこに入っただけで間違いないと確信した。所狭しの相席ぶり、おじさんとしがないサラリーマンしかいない客層、おばあちゃん&お姉さんの無愛想さ(本当は愛想があるがみせない)、メニューの多さ、安さ。。俺の好きになる店の条件が揃っている「丸大ホール」。そういうお店はまずつまみ各種がかなり旨い。だから常連がつく。「カレーの具」なんてメニューがあって、カレー好きが何でもカレーが付けれるようなアイテムだ。定食も豊富だし、蕎麦やラーメンも豊富。そんなに種類があったら、味を追求できないなんて野暮な心配はいらないよ。料亭じゃないんだから。そして、たくさんあっても美味しいものを知っているヒトが作っているからどれも美味しいという寸法。例えば、栗原はるみさんが作る料理はなんでも美味しいだろうということ。食べるヒトの舌も大概でしょうし。入店した時は、興味津々でいろんなアンテナを張って、鼻や目を使って限られた注文を見定めることに必死。常連さらしきヒトの卓上がどうなっているのか、好みの食材の料理を見落としていないか、楽しみ勝つ戦場だ。一緒に行く相手もオーバーヒートタイプだと、かなり酔っぱらってしまう、まだ若い飲み方の俺であるけれど、粋に飲み終えて家路につくなんてことは、この類いの大衆居酒屋の住人たちの辞書には未記載だ。俺もその道にちゃんと入道し、行進中。浅草、新宿、横浜、ならいいが、いつか立石駅や赤羽駅、小岩駅に行くまで成長したら、このブログは書けていないだろう。昼から呑んで、体形もブヨブヨ、顔は赤くて疲労困憊。そんなところまで辿り着かずの、未熟な酔っぱらいを目指している。こんなことを書いてられるなんて、気楽なもんだ。なんて日だ。