電車でパソコン

在来線の電車でパソコンをしているヒトがいるけれど、どんだけ〜!と思っていた。そんなに忙しいとは、よほどのワーカーか、大変なヒトだ。よほどのワーカーとは例えば新聞記者しながら、自作の小説を書いているヒトとか、主活動がまずもって忙しく、プラス時間をかき分けてやりたいことがある。そのためにパソコンを開く必要な状況のヒト。そうだとしたら、電車でパソコンはとっても納得する。もう一ゾーンの「大変」なヒトは、その状況に追い込まれているという時点で、、と勝手に人物像を想像する。一見、こういった些細な日常風景の中にも、人生模様も沢山垣間みれるし、捉え方の価値観が吹き荒れたりする。昔、インターネットニュースでイギリスでの男女の出会う場所のNo.1は電車と読んで、かなりの衝撃を受けた記憶がある。情報の出所も不明なので妄想が記憶化されたのかもしれないし(どんな妄想やねん!)、誤報かもしれないけれどイギリスならあるんじゃないかと映画をみていると思ったりする。すごい日常だなと感心する。電車通学だった中学校時代、いつも丸ノ内線茗荷谷駅で降りる、ショートカットの女の子が好きだった。同じ車両にだいたい乗り、俺は二つ先の池袋駅で降りる。制服姿も可愛らしく、あちらもこちらを意識しているように思えた。学ラン姿をお洒落にみせるために、靴下を強烈な紫色でキメたり(すごいダサい)、学ランのボタンの開け方を気にしたりしていた。一度だけ、降りるはずの茗荷谷駅で彼女は降りずに、友だちと池袋駅まで乗り続け、駅のホームで友だちと俺をチラチラみて、もしやと思う場面があった。待ち構えた彼女達と駅で通り過ぎるとき、俺の心臓が高鳴った。これがすべて妄想なのかは分からない。紫色の靴下を履いたり、前髪しかムースをつけていなかったり(高校時代まで後ろ髪を気にしていなかった)、要するに笑われていたのかもしれないし、別のターゲットがいたのかもしれないが、今となっては答えはわからない。わかるのは、今このブログを書く為に、相模原線に乗りながらパソコンを開いているということ。乗客の周りのみなさん!私はよほどのワーカーでも、大変でもありません〜