水木しげるの「快感旅行」を読み直す、通勤列車。読めば読むほど、咬めば咬むほど味が出る水木しげるの本。時間お金持ちを羨み、その定義を理解したとき、車窓からみえる景色がいつもと違って見えた。時間をお金と同じ、それ以上に捉え、暮らしを考えてみる。ちょっと稼げても時間がなく忙しくて、たいして味わえない暮らしと、そうじゃない時間の使い方をしているヒトとの差を分かりやすく書いていた。水木さんのそばの方では、つげ義春がそうらしい。ゆったり悠長なセカイで暮らしているようにみえ、とても豊かに感じると思っているようだ。また、あとがきでは鳥かごにいる鳥の目が希望の目をしていて、ヒトから見たら奴隷的なのにそうではない。その感覚は神様がプレゼントしたものかとも書いていた。希望の目をしたヒトになりたい。それは地位やお金じゃなく、誰かと何かを共有することで俺はウキウキワクワクからヒカリをみるような目をすることになっている。そのためには時間のお金持ちになりたいと思った。水木さんも俺も働いている、いたわけだから、逃避ではないんだな。ご存知の通り、水木さんは片腕失って、戦地から帰ってきて、生きるというより生かされていると考えている。だから目に見えないモノや耳で聞こえないモノを大事にしている。漫画家や詩人や小説家は、知っているなーと思う。映画監督は凄まじいなーと思う。絵を描くヒトは奇人だなーと思う。音楽家は、、どれも当てはまるがカッコいいなーと思っている。そういうことを触れる時間がもっともっとほしい。働くのも嫌いじゃないけれど。
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kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 12:02)
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