２０１６年の１２月はとても充実していた。自分の幸せを評価することを恐るることなかれ。明日、この後、死ぬことだってあるのに、出し惜しみする必要なんてない。家人や子どもや親や仲間に残せるコトバとして、最高の届け言葉かと思うし、自分もまわりから聞きたい。大柴陽介の「スーパーサイケデリック武勇伝」を年始に改めて読んでそう考えるに至った。友人が贈ってくれた日めくりカレンダーの１月４日も「しあわせを許可」となっていたのもタイミング。過剰にも過小にも表現せずにいられたら、なんだか誠実に思える。誠実さの欠片もどこかに置き忘れていたようなこれまでだったので、残り４０年生きられるとしたら、もう少しばかり誠実さを大事にしてもいいのではなんて、これを書いていて思う。誠実はつまらないような気もしていたが、真面目はエキサイティングな感じがしていたが、羽賀研二のせいな気もするが、自分で誠実なんて言うもんじゃないとは今も思うが、そういうタイトル付けもマヤカシに過ぎず、どう感じ、どう表現するかの集積なのであって、もういい加減な拘りは捨てて、もっとお空を飛んでいこう。
どう幸せだったかというと、茅ヶ崎市に引っ越したのだ。海のそばにきたのだ。一ヶ月間、家を丁寧につくるキモチですごした。初めて家人と一緒に引っ越したので、最初から一緒にアレやコレやとワイワイできたことが、何より楽しかったし、新しい街を知ることも楽しい活動の連続だった。丁寧に日々を過ごすと見えてくることが沢山ある。急いでいると細かなことに気付けないと思う。あへて色んな道を好んで歩いたり、自転車をこいだ。美味しそうな食べ物屋さんにも幾つも入ってみた。海にはほぼ毎日行っている。要するに無駄もヘチマもなく時間を通過した。オトナになると、予測機能が育ちきってしまい、あまりドキドキしなくなる。昔、外国に一人で行ったりすると、ワクワクドキドキがとまらなかった。明日が、この後が、どうなるか知り得ぬからだ。子どものように、新鮮にはいかないけれど、小さなことを大事にしていくと、喜ばしい感覚に出会える。止まっていたレコードプレイヤーを再生したら、新しい音楽が耳に入ってきた。カッコいいと思っていた服や靴を修理した。新しい物を買うより心地よかった。新しい掛け時計を掛けた。グレープフルーツみたいな掛け時計。棚にペンキを塗ったり、絵を描いたりなど普段しなかったことをやったら部屋の様子が変わった。端から棚にある本やCDを読みなおしたり、聞いたり、よくないものもとびっきりよいものも我が棚にはある。特にトイレが気に入っているから、我が家に来たらトイレに入っておくれ。相方のスーパーソウがうつったのか、楽しいことがココロに宿るとセカイも変わる。家人の「ぽんぽこ日記」の連載もはじまります。２０１７年も色々あるでしょうが、骨折しなくてよかったdeはじまりはじまり。
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kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:58)
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kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 12:00)
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