帰ってきた、親友

漫画「稲中卓球部」は、その後の人生に大いに影響があったと思う。その他の作品たちも含めて、古谷実の描く世界は、色々な場面で助けにもなった。稲中は自分が予備校に通っていた時に、ちょうど刊行されていた。その頃、自習室で笑いを堪えて読むのが好きだった。なんてくだらなく、なんて自分たちっぽいんだと思ったものだ。いまだに同世代と話すときは、稲中みたいに〜なんて言ったりする場面が年に2回ぐらいあるような気がする。当時、稲中の匂いがする、友だちが数人いた。先日、その一人が帰ってきた。その男から4年振りに連絡が来た。4年前に喧嘩してそれっきりだったので、連絡が来た時は、ドキドキした。会う直前もドキドキした。ワクワクはできる余裕はなかった。いろいろと心配事のほうが多かったからだ。ところがどっこいだった。この4年間、手紙を書いて友だちに託したこともあった。元気でやっているのかい?と一言話したかった。そんな4年間の時空を超えて、山河を飛び越え、稲中卓球部員の一員としか思えない奴が登場した。俺と奴は、笑うツボが同じで、とにかく話し、笑い合う。そんな関係だ。元々お笑い芸人も目指していたときもあった奴だから、頭の回転も早いんだと思うけれど、反応を恐れて、考えたりせず、猛スピードでコトバを発する。空気なんて読みすぎない。小学生からやや大人になった中学生の脳と同じスピードだ。俺は昔から、面白くて笑うと涙が良く出る。それは年々減っている気がしていて、それは理屈ぬきの突発的なおもしろさを感じる場面が少ないからだと思っている。奴といると、よく泣かされる。希有な存在だ。共通の親友が2004年に自殺して以降、お互い幾多の時間の壁を越えてやってきた。この世はハートでグルグルまわっている。今度、墓参りにいかなくっちゃ。

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コメント: 11
  • #1

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:54)

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  • #2

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:57)

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  • #3

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:57)

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  • #4

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:57)

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  • #5

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:58)

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  • #6

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:58)

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  • #7

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:58)

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  • #8

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:58)

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  • #9

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:59)

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  • #10

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 11:59)

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  • #11

    kXvrbKwH (金曜日, 08 10月 2021 13:05)

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