アーセナルと俺

スポーツ世田谷塔というコーナーで触れているんですが、アーセナルというロンドンにあるサッカーチームが格別に好きだ。サッカーが好きな人なら誰でも知っているチームだけど、そうではないヒトはよくわからない単語「アーセナル」。検索をするし、結果やハイライト、チームの怪我人情報、監督・選手のコメント、誰かの批評など毎日気にしている。暮らしていて唯一、理由もさしてなく、そして本気で没頭していることかもしれない。だいたい精神をフル装備している俺は、あまり追求していないから、試合を見に行くことは優先順位としては高くない。それは活字派だからでもあり、密かにいつか叶えたい目標の一つには入っている(ロンドンで見たい)。2000年くらいからアーセナルは好きだったが、今が一番のピーク。会社でアーセナルファンとわかっているヒトが一人いて、試合の翌日には、すれ違う度にお互い喋りたいオーラがでまくっている。そして二言三言話して、戻る。こういった好きなモノやコト、場所、ヒトがそれぞれにあったりするが、それがなんなのか、SNSでも使わない限り、簡単には情報を交換出来ない。でもそれが普通であった昔、それを知りえたときの、この荒野にもいるんだ〜、発見!と思う恍惚が素晴らしく、簡単に入手できないほうがいいとさえ思う。

谷川俊太郎さんの書に、「すき好きノート」というものがある。様々なジャンルの好きは何か問うてきて、自分で記す書。ちなみに一番好きなコトバはなんですか?が最初の質問。谷川さんは「好き」というコトバでした。似たような活動で、好きな食べ物ベスト3を聞いて、メモるというものに、はまっていたときがあった。その人の生まれた場所や、拘りがライトな質問の入り口から溢れ出す。食に興味がないと言うヒトも当然いる。言う方もだが、聞く方の自分にも個性や偏りがあるから、この問いからは大概の場は笑いに包まれる。俺の一番好きな食べ物は・・・醤油だ!