なんとかBAR

へ行った。高円寺にあるbarなので当たり前だが、高円寺に行った感じがした。一筋の縄ではなく、幾筋の縄をもった、平日の昼間のサラリーマンにはいないヒトや場所の雰囲気が高円寺には強くある。でも、みんなきっと何かのサラリーをもらっているから、平日の昼間のサラリーマンも同じく、実は・・が多いだろうなんて一日経って考える。高円寺から乗る最終電車を待つ、雰囲気もなんだか懐かしく。懐かしいことが多いということで、時間の経過も感じたりする。時間のことを考えると胸が苦しくなるので、瞬間しか考えないようにしている。だから、良く覚えてないし、はっきりと覚えていることのコントラストが激しくあると思っている。狛江に住んでいたアイツは、なんでも覚えている。俺が高校のときに来ていた服とか、漫画の「魁!男塾」の技の名前や、電車に乗っていた友だちの別れ間際の一言、狙っていた女の子の意味のわからない断り方など良く覚えいて、会話で俺の笑いを誘う。記憶を話す時はだいたい笑顔。亡くなったヒトやトラウマや傷ついたことなどもこびり付くから、そういう類いはもちろん笑っていないときもあるが、消化しているならば笑えるものだ。面白くて笑っているだけはなく、郷愁もあるし、寂しさも含んでいる。それでもそんなことを思い出せるのが幸せだと思える。このまま振り向くこともなく天国のドアを、地獄のドアを叩くのだろうか。寂しくなる。

昨日は、ゆっくりと友だちと話が出来た。かもめのジョナサンことサハラ君とは昔を振り返り、今を話した。初めて会ったマルくんとは、ちかいカフェという高円寺にあった、週末だけ家をカフェにしていた場所の話や長渕剛、こち亀、ダウンタウンの話をした。増田とは今年のプロ野球の話と家族の話をした。あずーさとはバンド活動や最近見たライブの話をした。色々話をして、終電で懐かしくなった。長い付き合いは何よりも大事にしたい。新しい出会いも大切に少しでもでできたら。家族もとっても大事にしたい。ヒトと過ごす時間で俺は生きているんだ。