新しい血をいれよ

「人生を良く見てみよう。素晴らしいじゃないか」ライブを見ながら、メモに記していたコトバです。大きな何かがある訳ではないのだが、いつも悩んでいるような30代。これは10代、20代、30代と、エレファントカシマシの「俺たちの明日」の歌詞にあるのとちと違う。エレカシは、10代憎しみと愛入り混じった目で世間を罵り 20代悲しみを知って目をそむけたくって町を彷徨い歩き 30代愛するヒトのためのこの命だってことに気付いたなぁと歌っている。ほんとど同じ。でも最中の30代はち違う。40代にならないとわからないのかしれない。今は、ずっと悩んでいる。このトンネルの先にきっとこういうキモチや考えが待っている気もしている。エレカシとすべて同じじゃおかしいかもしれないが、それくらいこの歌詞もこの歌も大好きだ。今週、牛尾邦に誘ってもらい、親戚のジャズグループのライブにスーパーデラックスに行く。久々に行ったがいい雰囲気の場所だなと改めて思う。外国みたいだ。メイン出演のゴールデン・シニア・トリオは3人合計で251歳。世界最高齢バンドとしてギネスブックに登録されているらしい。ヴィブラフォンの鍋島さんは90歳。親戚のピアノの大塚さんは82歳。ベースは宮本さん79歳だ。全員ストライプのスーツで渋く、落ち着きや佇まいがとってもカッコいい。なんとも言えない間と抑揚と包容力がる。観客が潤しくみている。広く深い音楽に感じられ。みとれてしまい、思わずメモしたのが最初のコトバ。牛尾も俺も90歳まではあと50年以上ある。二人はまだ時間があると思って家路についた。