エキサイティングな日々を過ごす人たちへ

アメトークで、高校野球の回を見た。仙台花巻東高校の、最後の3年生の夏、ベンチ入り出来ない3年生へむけた、最後のノックをする場面を見た。その日だけ、3年間で唯一、親が練習場に入ることが許される。その間、我が子が、どれくらい懸命に野球にくらいついていたことかを知っている両親。その場で最後の夏、ベンチ入りが出来なかったことを知る親もいた。最後のノックを受ける時、ベンチ入りを逃した野球児たちは、監督と仲間たち、両親に、感謝の言葉を泣き叫ぶ。チームメイトも、自分の子どもじゃない親も、監督も泣いている。

いつも、おもう。懸命なものほどエキサイティングなものはないと。自分はどれくらい懸命なことを出来ているかと。スポーツは素晴らしい。若いチカラは素晴らしい。好きなものやことに、猪突猛進。全力とは簡単に書くが、全力は難しい。
最後のノック。啜り泣く声以外は、バットとボールがぶつかる音、ボールに駆け寄る足音、ボールがグラブに収まり、キャッチャーにむかい投げる音だけが聞こえる。その短い一瞬に凝縮された努力、支え、希望、喜び、、頑張ったヒトの何かが終わり、始まる姿があった。いいな野球って、最近おもう。目指すトーナメントがあり、プロがあり、メジャーがある。その頂はとても高い。その中に埋もれた、こういうステキな汗、とても尊敬しています。偶然、通りかかった夏の祭。ここでも、太鼓を懸命に叩き、叫ぶ、笑う、熱き若芽ちゃんたちがいた。