スタジオからこんにちわ

早川パワーの先輩の恋戦の家に行き、早川パワーと出会ったのが1999年。初めて会ったときに、クリームパンをあげたのを覚えている。恋戦は、俺の友だちのさやかの恋人だった。さやかと俺が音楽を作ろうとしたときに、ドラムマシーンの使い手がいるということで紹介されたのが早川パワーだった。そのままそのバンド?みたいなものに早川パワーは入り、4人編成となったが(もう一人は、眉毛をそり落としたりするテツ)、さやかとテツが愛想を尽かし?二人組となった。二人組といっても、目が血走った彼は突出したクレイジーな雰囲気があったので何も出来る気がしなかった。でもなんだか波長があい、ダウンタウンやお笑い番組やアンダーグラウンドミュージックがお互い好きで、仲良くなった。俺の実家にケミカルブラザースのライブ後に泊まりにきたのが、ちゃんとしたきっかけだったと思う。泊まった次の朝に、録音機で、起きたての俺に、寝起きに一曲と言われ、チュンチュンチュンと言いながら、YMOの「ライディーン」を口遊んだら、それを「もし相方がスズメだったら」といって3rdテープの一曲目に抜擢されていたりもした。それから17年。まだスタジオに入っている。夏の路面電車の線路が眩しい。早川パワーは明々後日に病院に検査入院するらしい。町田駅までクルマで迎えにくるのが最近のお決まりのパターン。車中はいろんな近況を話し続けている。最近の早川パワーのテーマは「感謝」なんだって。親や周りの友だちに感謝していると言っていた。この日のスタジオも元気で、笑って、闘って、沢山のキラキラしたゴミを産み落とした。楽しいぞ。今も。早川パワーに俺も感謝している。