夏から夏へ 三軒茶屋は、

三軒茶屋から家がちかい。そういう立地の家は、今回で我が人生2回目。ヒトには好きな雰囲気が大体あったりする。好きな沿線、好きな人々、好きな空気などなど。何処にも100%なんてものはなく、違うものも混じり、勘違いも交じる。フィッシュマンズの「宇宙 日本 世田谷」というアルバムタイトルにやられた。下北沢が高円寺より好きだった。理由があるようでない。今は、昔より古今東西好きなものが増えた。昔は好きが狭く深く、突き刺さっていた。今は、三軒茶屋が好きだ。三軒茶屋に住んでは居ないが、ちかい。三軒茶屋にいる自分は安心している。地元のような気がしている。雑多な感じや、分かったような顔した街の雰囲気や、世田谷線の入口があり昭和を肯定した佇まいや、何かがはじまり終わりそうな夕焼けや、半端な色気や寂しさを含んだ路地裏や、新しくもないキャロットタワーや、八百屋や魚屋金物屋がある茶沢通り、何かありそうで大して何もないキャロットタワー内のTSUTAYA。。そこから向かう、我が家への道がすべてで1番好きな道。巨大なカエルがいたり、パッとしない店が出来たり潰れたり、ずっとあったりとさして特徴もな、なんでもない道。これまでよく歩いてきたので、愛着をちゃんと感じている。これからもずっと大事にしていこうとおもう。毎日いるからこそ、わすれないように。