骨折からの、4

仕事にどれくらい比重を持って、みんな暮らしているんだろうか。生きる為から生き甲斐まで、どの位置よりにいるんだろうか。仕事が楽しいヒトは羨ましい。仕事は楽しいだけじゃない。仕事を程々じゃ、時間の使い方としてもったいない。他人の芝が青くみえる。仕事があるだけluckyじゃ!、仕事があそびで、あそびが仕事ってあるの?、何の為したくて、日本に、地球にいるの?・・・
骨折をして、仕事に行かないと行けないのが一苦労でした!
TOKYOの通勤は、ヘルズデパートメント。過酷なこと多し。健常者だと気付かないことばかり。満員電車で松葉杖は御法度だし、階段ばかりでエレベーターまで遠い。みんな急いでいるし、イライラしてるからノロマは怖い。むしろなんで乗っているんだという空気が。。
一方で、老人中心ですが笑、骨折姿のスキあり君なので、やたらと声をかけてもらえたり、席を譲ってもらったり、優しさにも触れる時も多く、行き帰りが今までに味わったことがないエキサイティングさ。バスやタクシーを駆使し、渋谷センター街前のスクランブル交差点を松葉杖で横切るスリル。雪や雨の中でも一本足で気合いを込めて、次の角を目指すストイックさ。おまけに、両松葉杖の俺にカランできた輩もいたし。この冬は、ただ道を歩かず、色んなことを反芻しながら、ビートを刻みながら、前を見てすごしていた。