「男の作法」を読みながら

池波正太郎の「男の作法」は著名な書ですが、年始の入院時、初めて読みまして、目から鱗、灯台下暗し、黒舟襲来・・・などなど心象模様が去来しました。タイトルだと、オトコとはみたいなことが説明付きで書き連らねられそうな雰囲気もありますが、人間の作法が述べられています。人とは、こうあるべきだということを言われることは時に煩わしく、価値観が一致するものも少ないですが、そういうことを誰かに指し示してほしいときもあります。いわゆる「昭和」的な考え方に心地よさを感じ、「平成」っぽさに違和感を感じたまま、28年間!?

多いに参考に、今後も何度も読むことになりそうな、有り難い本でした。ありがたやありがたや。